■あらすじ 


 主人公が目覚めさせた色彩の国、花染国(はなぞめこく)の王子、常盤「ときわ」は、平安貴族のような身なりをし、時代錯誤な喋り方をする人物だった。

その上、出逢ったばかりの主人公に「妻になれ」と言いだす。

 慌てて断ろうとする主人公だが、王子は聞く耳を持たず、勝手に主人公に自分の名にちなんだ「常盤色」の着物をプレゼントする。

 常盤の城でその着物を受け取り、美しい装いの自分に素直に嬉しく思う主人公だが、そこへ常盤の花嫁候補だという美しい娘たちがやってくる。

 花染国には大奥のような制度があり、国の後継者を産むため、国中の美しい娘は城へ連れて来られ、生活をしているのだった。

 その取締である紅「くれない」という女性が現れ、常盤に主人公を連れてきたことについての説明を求めるが、その2人の会話から、主人公は花染国が外交を行っていない、閉ざされた国であること、常盤はそれを開国するためのキッカケとして花染国の娘ではなく、他国の娘を妻にしようと考えているということを知る。

 ある日、主人公は常盤に町へ連れ出され、今度は簪をプレゼントされる。強引な常盤の振る舞いに翻弄される主人公だったが、突然、常盤が町中で倒れてしまう。

紅と主人公で常盤の看病をしていると、紅は、常盤の病について主人公に話す。

 常盤は疫病にかかっており、それは不治の病であること、いずれ症状が進めば死に至ること。

 ショックを受ける主人公だったが、ふと、他国の医療が進んだ国であれば治療できるかもしれないことを思いつく。

 強引に常盤を他国の診療所へ連れて行った主人公。そこで診断した結果、主人公の期待通り、常盤の病は治療できることが判明した。

 その真実を知った常盤と主人公は花染国の病人が隔離されている祠を訪れ、外交をすることで国中の病人を救うことが出来る可能性があることを説く。

 それは大きな改革のきっかけとなり、花染国は外交へ向けて動き出した。

 しかし、外交のキッカケのために主人公を妻としようとしていた常盤には、もはや主人公を妻にしなければならない理由がなくなった。

 強引な縁談は破棄され自由になった主人公だったが、それにより寂しさが募っていることに気づく。

 それは常盤も同じであり、常盤は、主人公に自分の想いを告白する。

 外交のためではなく、本気で主人公に惚れたということ、そして主人公の気持ちを聞きたい、と伝える。

 主人公もまた常盤への想いを伝え、2人は心を通じ合わせるのだった。


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