■あらすじ 


目覚めた王子は全身を黒い布で覆った寡黙で小柄な人物だった。名を「クロウ」彼に案内されて着いたのは、城ではなく、山小屋。

そしてそこで彼の姿を初めて見た主人公は、そのあまりにも白く、美しい姿に思わず見とれるが、クロウ自身は自分の外見がコンプレックスで、皮肉とネガティブな発言ばかりをする。そんなクロウに対し、主人公は笑顔にさせたいと強く思う。

なんとかクロウを楽しい気分にさせたいと、差し入れを持ってクロウの元へやってきた主人公は、レイヴンと名乗る青年に出会う。彼はクロウを居候させている、山小屋の持ち主だった。

主人公に冷たい態度ばかりとるクロウをレイヴンがたしなめ、クロウは主人公を自分の生まれ故郷である色彩の国の城下町へと連れていく。

クロウと共に色彩の国を歩いていると、町の人がクロウを見て「カラス王子がいる」と騒ぎだし、クロウは主人公を抱えて森へと逃げ帰ってしまう。

不思議に思った主人公が理由を聞くと、クロウは自らの過去を話した。

クロウには、訳あって共に育った従弟、キュクノスがいた。その従弟と城下町を歩いていた時に、その体や髪の色から、町の人々は従弟を国王の息子だと勘違いし、それを知ったクロウは傷つき、二度と町へは出なくなり、やがて国を出て、今暮らす森へとたどり着いた。

その頃、体の様態が良くなかった国王に変わり、キュクノスが国を治めるようになっていたのだが、キュクノスは王座を我が物にしたいため、クロウが帰って来られないように色による制度を作った。

それを知り、クロウは「色の無い自分は今の国に不必要な存在」と思い込むようになっていた。

その話を聞いた主人公はクロウに黙って城下町を調査する。すると、町の人々が本当はクロウの帰りを待っており、クロウに国を治めてほしいと願っていることが判明する。

主人公はそれをすぐにクロウに伝え、クロウも主人公のことを少しづつ信頼するようになっていたため、城下町へ顔を出すようになった。

そしてレイヴンも連れて三人で城下町へ来ていると、兵士に呼び止められ、国王のもとへと連れて行かれる。

国王はクロウを見てようやく帰ってきてくれたと喜ぶが、そこへキュクノスが駆け付け、クロウを罵る。

だが国王と、キュクノスの兄であるレイヴンにたしなめられ、クロウは次期国王としての自信を少しだけ取り戻す。

そしてそれは主人公のおかげであると言い、主人公もまた、そんなクロウを今後も支えて行こうと決心するのであった・・・。


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