■あらすじ 

目覚めたのは色彩の国の王子、名を「イリス」派手な外見に強気な瞳が一見怖そうだが、見た目とは裏腹に美しい花を愛する、心やさしい王子だった。

主人公・ユリアを初めて見た時イリスは、妹と間違えるほど似ていると言ったが、城で見せてもらった妹、ルシエルの写真はユリアとはまるで似ていなかった。

 不思議に思うユリアに、イリスはとある自分の秘密を打ち明ける。

それは、数年前に起きた悲しい事故の話。

 イリスとルシエルは突然何者かに襲われ、妹は息を引き取り、イリスは視力を失ったのだという。

それでも、彼が健常者と変わらず生活が出来るのには理由があった。

色彩の国の王家にだけ伝わる特殊な力、『色才(しきさい)』視力が無くとも、視界に入る全ての物をオーラとして感じ、把握することのできる力。

ユリアはイリスが言う「似ている」はオーラが妹に似ている、ということだったのだと知る。

しかし、イリスが視力を失い、色才を目覚めさせていることは城の誰も知らない。

それは、何者かに再び襲われる可能性を警戒してのことだった。

イリスの秘密を知ったユリアは、イリスの視力を何とか取り戻したいと動き始める。そんな懸命な姿に、イリスも心を打たれ、二人は共に城の図書館で呪術について調べ、隠されていた1つのカギを見つける。

それは、事件以来立ち入り禁止とされていた、ルシエルの部屋のカギだった。


ルシエルの部屋へ入ったイリスとユリアが見たのは、横たわるルシエルと、その周りに貼られた呪い。二人がその呪いを解放しようとしていると、そこへイリスとルシエルの昔からの専属メイド、レイラが現れる。

かねてより彼女の占いの能力と、事故の時の呪術の能力に共通する何かを感じて不信感を抱いていたイリスは彼女へ詰め寄る。

 逃げ場を失ったレイラは、かつて自分はイリスの父親に恋をしていたことを告白。

イリス達の父親への愛と母親への憎悪から、メイドとして上手く城へ潜り込み、二人を襲い、「色才」を奪おうとしていたのだと話す。

ユリア達が呪いを解放したことによって目覚めた妹ルシエルは、その事実を知り、その上でレイラを受け入れる。

レイラは、その深い慈愛に触れ、心を入れ替え、城内には再び平和が戻った。

レイラの呪いが解けたことにより、イリスは視力を取り戻す。

そして改めてユリアへの思いを告白した。

ユリアもまた、イリスへの思いをはっきりと自覚し、その告白に答える。

二人は、美しい花畑で未来の結婚を誓うのだった。


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